国際貿易の理論の勉強を、明日の予習のためにしました。主なテーマは、前回がリカードモデルだったのに対して、今日は「特殊要素モデル(Specific Factors Model)」でした。
教科書は、↓で学部上級〜修士初級レベルと比較的わかりやすい内容です。
上記のテキストは、
日本語版もあるようです!
理論の勉強で、感覚的に当たり前と思うことを、数式や図を使って理解していきました。結論は、国は得意なものを生産しそれを貿易する。そして貿易によって、被害をこうむる人もいれば、儲かる人もいる。だから、貿易による影響を計測するのは大変です、という感じです。
リカードモデルと特殊要素モデルの違いから理解しましょう!
リカードモデルが、生産に必要なものは労働者のみを考えていました。しかし、特殊要素モデルは、生産に必要なものは、資本(≒お金、人材の質、技術力?)と、土地を加えました。しかし、当然といえば当然のような気がしますが・・・。資本がないと生産なんてできないだろうにと思います。
なぜ資本と土地を加えたら違いが出てくるかというと、資本や土地は労働者のように簡単に産業間を移動できないからです。
つまり、労働者は、農業セクターから工業セクターに移れるけれども、資本や土地は移れないというわけです。だから、それぞれのセクターが持っている資本や土地は決まっていて、それが生産量を決めるように働くというわけです。
だから、労働者数が増えても、生産量がその分増えることはなく、生産量の増加量が減っていくというわけです。だから、日本では製造業が得意だからといって、ほいそれと農業セクターの資本や土地は、製造業に代わらないというわけです。
さらに、国によって資本や土地の広さが異なります。
たとえば、日本は資本は豊かですが、土地が限られている。一方、アメリカは資本が日本よりも少なく、土地が豊富。
だから、日本は土地がそれほど必要でない製造業が発達し、アメリカは土地が必要な農業が得意になった。得意ということは価格が安いということで、日本の製造業の製品(例えば車)はアメリカの車よりも安く、アメリカのとうもろこしは日本のとうもろこしよりも安い。
貿易が行われると、日本は車を輸出し、アメリカはとうもろこしを輸出する。そしたら安いものを手に入れることができるわけで、お互いハッピーではないか!となるわけですが、社会を細かく見ていくと異なります。
アメリカの車会社は、日本車にやられ、日本のとうもろこし農家は、アメリカ産のとうもろこしに負けるわけです。そうすると、アメリカの車会社に勤めていた人は給料が減り、日本の農家も大打撃を受けるというわけです。つまりこの損得勘定を詳しく見て、社会全体として貿易をすればハッピーかどうかその効果を測ることが大切というわけです。
うーむ、当たり前ではないか・・・・と、教科書を読んで思ったわけです。